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対談 星野監督夢を語る

理想の監督像とは?

酒井ちょっと話しは変わるんですけれども,監督が考えているプロ野球の監督像というのは。

星野監督像ねえ。アメリカと比較するわけじゃないけれども,フロントが組織化して,きちっとGM制もでき,営業,とにかくフロントワークと現場というものがきちっとなれば,監督の仕事もできてくるけれど。日本の場合はまだまだ監督がGMのスタイルをとってみたりとか,監督が一番顔がきくから,名前が通っているから交渉に行くだとか,そういうことのないような,とにかく現場集中でいきたいなと,それが僕は理想です。けれども,なかなかうまくいかないなと,そういう事情でしょうがないんだけれど。

本当は2回目も監督を受けるときは,それこそ今の巨人のスタッフというか,メンバーがそろっている,ああいったチームでやりたいなと思っていたけれど,またまた作り直さなきゃいけない,改革しなきゃいけない状況のチームを引き受けることになってしまった。これも運命かなと思ってやっていますけれども(笑い)やっぱり作り上げていくという,形成していく楽しみというのはものすごく充実感があるし,常に辞めたいと思っている瞬間もあるんだけれども,今はやっててよかったなと,ある意味で好きなことがやれるんだなというふうな気持ちにさせられるところもあって,やっぱり選手の姿を見てて,選手の成長を見てて,それで頑張れたんだ。

特に去年なんかはばんばん涙流したゲームが多かったもんですから。そういうのを見ているとよかったなあと,またやるんだというふうな気持ちにさせられるし。とにかく監督像という抽象的なことはあまり言えないけれども,郷土のドラゴンズファン,全国にちらばっているドラゴンズファンと一緒に戦って,一緒に喜びたいと。そういうふうなチームを作っていく,そういう監督でありたいと思っているよ。自分の時さえ良ければという頑張りかただけはしたくない。

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